「もしも、詩があったら」
アーサー・ビナード エッセイ集
ひょっとしたら「もしも」と云う気持ちが詩を作らせるのかも知れない。「詩は『もしも』から始まる」とアーサーさんなりに定義して、古今東西の詩を紹介しながら実証を試みる。そして、それぞれの詩・詞の中の「もしも」の存在の大きさも示す。
なるほど~と唸らせたり、こう言う詩があったんだと目を開かせたり、鋭い分析に脱帽させられたり・・・。詩を味わいながらアーサーさんのエッセイを楽しめる読み応えのある一冊。
(t)