「日 々 の 非 常 口」
アーサー・ビナード エッセイ集
日々物事はものすごいスピードで変化していきます。
ですから約10年前に出た本となると、それなりにズレってもんがあるだろうと思ったんです。
ところが・・ない。全くない。
この本にカブトガニの話が出てきます。
「生きた化石」といわれるが、それは進化を拒んでいるのではなく、すでに完璧だから。
変わる必要性がない、むしろ「生きた傑作」だと。
今の日本の人間界で10年経ってもブレないものを
書いてるなんて・・
二億年変わらないカブトガニ並みですよ、アーサーさん!
携帯を持たず、フィルムカメラからデジカメに移行することも出来ない私は
冷たい横殴りの雨の中取り残され、
歯を食いしばることしばしば・・
でも見つけました、私の「日々の非常口」。
それはあなたです、アーサーさん!
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